基礎から実践まで!インスタグラム「インサイト」機能徹底解説!

インサイトとは、インスタグラムをプロアカウントに切り替えることで利用できる分析機能です。企業様はインサイト機能を活用することで、運用改善に役立つヒントを得ることができます。本記事では、インサイト機能の使い方から活用方法まで徹底的に解説いたします。

インスタ インサイトとは?

インスタグラムのインサイト機能とは、フォロワーの統計や、コンテンツに関するリーチ数や保存数などのデータを知ることができる、Instagramが公式に提供している分析ツールです。フィード投稿やストーリーなどのパフォーマンスを確認することで、分析に役立てます。

インサイトを活用するべき理由は?

インサイトを活用し、日々の投稿の分析をすることで、KPIを達成するための要因の発見、改善につながります。Instagramを運用されている多くの企業様が、運用目的、KPIをお持ちだと思いますが、ただ運用しているだけではKPIを達成するために何をするべきか、何がボトルネックになっているかを発見することは難しいです。

・投稿が伸びていない場合、どの数値が悪いのか?どう改善すれば伸びるのか?
・投稿が伸びている場合、なぜその投稿は伸びているのか?伸びていない投稿との違いは何か?

などをインサイトを活用してPDCAを回すことで、KPIの達成に近づきます。

インスタグラムでインサイトを使うための設定方法

続いて、インスタグラムのインサイトを利用するためにプロアカウントに切り替える方法についてご紹介します。

①まずはプロフィール画面を表示させましょう。
プロフィール画面の右上にあるメニューボタンをタップして開きます。
②[設定]→[アカウント]の順にタップします。
③画面下部にある青色の[プロアカウントに切り替える]をタップします。
④クリエイターかビジネスのどちらかを選び[次へ]をタップします。

これで個人のアカウントをプロアカウントに切り替えることができ、インサイト機能を使用することができます。

インスタグラムでインサイトを設定する際に、ビジネスとクリエイターのどっちを選択すればいいの?それぞれにどういう違いがあるの?など迷われる方も多いと思います。インスタのインサイトを設定する方法は?という記事で解説しているので設定方法を詳しく知りたい方はそちらからご覧ください。

インサイトの見方は?

インスタのインサイトを見る方法は大きく分けて3つあります

プロフィール画面経由で見る

プロアカウントに切り替えると、プロフィール画面に[インサイト]ボタンが表示されます。そのボタンをタップすると、インスタのインサイト画面にアクセスすることができます。

各フィード投稿経由で見る

詳細なデータが見たいフィード投稿を1つ選び、表示させます。画像の左下に表示されている[インサイトを見る]からインサイト画面にアクセスすることができます。

各ストーリーズ投稿経由でインサイト画面にアクセスする

詳細なデータが見たいストーリーズ投稿を1つ選んで、画面を表示させます。画面を上方向にスワイプさせると、視聴者のアイコンが一覧で表示されます。画面の左上部分にグラフマークがあります。グラフマークをタップすると、インスタのインサイト画面にアクセスすることができます。

インスタのインサイトの見方に関しては、「インスタグラムのインサイトの見方は?活用法も含めて徹底解説!」 という記事でより詳細に解説しています。また、「プロアカウントに設定したのにインサイトが表示されない」「インサイトの表示はされるものの、数値がずっと0のままだったりと正しく表示されない」などの状況でお困りの方は、「インスタグラムのインサイトが表示されない原因と対処法について」 という記事をご覧ください。

インサイトはpcから見れる?

ここで注意しなければならないのは、上記はスマホから確認する必要があると言うことです。基本的にインスタグラムのインサイトはpcから確認することができません。インサイトのデータを見ることができるのはInstagramのアプリ内からのみです。ただ、Facebookが提供するクリエイタースタジオを利用すれば、pc上からもInstagramのインサイトのデータを見ることができます。

なおクリエイタースタジオを利用するためには、次の条件を満たす必要があります。▪InstagramとFacebookのアカウントを所有している。
▪InstagramとFacebookのアカウントを紐付けしている。

こちらについては、「pcでは見れない?Instagramインサイト機能の活用法」にて詳しく解説しております。そちらも合わせてご覧ください。

インサイトが利用できない!なぜ?

もしインスタグラムのインサイトが利用不可の場合、考えられる原因はいくつかあります。

・そもそもインスタグラムのインサイトを使うための条件を満たしていない。
・インスタグラムアプリやスマホのバージョンが古い、インスタグラムと連携している外部アプリに問題がある。
・インスタグラム側に不具合が生じている。 
・自社の企業アカウントまたは投稿がシャドウバンされている。

もしインサイト機能が利用できず困っていて対処法が知りたい場合、「原因別対処法を紹介!インスタグラムのインサイトが利用不可になるケースとは?」 で、それぞれの対処法を解説しております。合わせてご覧ください。

インサイトで足跡は見れる?

Instagramで企業アカウントを運営していると、より詳細な分析をするために、投稿やプロフィールに興味を持ってくれたユーザーが誰なのか具体的に確認したいと思われる方も多いと思います。

ただ、インサイトから投稿を閲覧したユーザーを特定することは難しいです。ただ、インスタには足跡が残るアクションと残らないアクションとがあります。

インスタで足跡がつくアクションと足跡がつかないアクションについて、インスタグラムのインサイトを使えば足跡が確認できる?という記事で詳細に解説しております。あそれぞれのアクションの区別がわからない、という方はこちらも合わせてご覧ください。

インサイトで見れる数値

インスタグラムのインサイトでは、様々なデータを見ることができます。本記事では特に、アカウントを成長させるにあたり重要な指標をご紹介いたします。また、企業様のお悩みを聞く中で、「リソースがなく、Instagramの数値管理を行えていない」「数値管理をしているものの、その結果をどのように日々の運用改善に役立てていいかわからない」という課題を抱えている方が多くいらっしゃいます。

そのようなお悩みに答えるために、弊社が企業様のInstagram運用支援をさせていただく中で実際に使用している数値管理シートのご提供を開始いたしました。ぜひ以下のリンクよりダウンロードし、ご活用下さい。
【保存版】Instagram運用改善に役立つ数値管理シート

実際のシート内の一部

以下、シート内で紹介している内容について解説いたします。

リーチ

投稿を閲覧したユニークユーザー数(1ユーザーが2度投稿を閲覧しても、リーチ数は1とカウントされる。
各投稿の効果を評価するにあたりKPIとして設定すべき数値。

いいね

投稿に「いいね!」が付いた数 保存数に次いでリーチ数との相関性が強い指標。

コメント

投稿にコメントが付いた数 ユーザーとのコミュニケーションを図るうえで大切な機能ではあるものの、フォロワー増加やエンゲージメント向上との相関性は決して高くない。

保存

投稿が保存された数 リーチ数との相関性が強い重要指標。現在Instagramが情報収集プラットフォームとへと変化していることから重視されている可能性が高い。

プロフィールへのアクセス

投稿からアカウントのプロフィールにアクセスされた数 。フォロワー数増加はもちろんだがフォロー解除数との相関性もある指標のため注視の必要あり。また、特定日のみフォロー解除が多い場合は当該日の投稿コンテンツに問題がある可能性が高く、慢性的にフォロー解除が増えている場合は投稿数過多やコンテンツのマンネリ化等が要因として考えられる。

フォロー

投稿からアカウントのプロフィールにアクセスしたのち、フォローされた数 “フォロー数 / プロフィールアクセス数=「フォロー率」として管理するのがおすすめ。フォロー率は当該コンテンツだけでなく、プロフィール画面の設計やフィード投稿の全体感等も影響する。

※一般的にユーザーは「投稿閲覧→プロフアクセス→アカウント全体を閲覧→フォロー」という流れをたどる可能性が高いため。

ウェブサイトクリック

投稿からアカウントのプロフィールにアクセスしたのちプロフィールに掲載しているWebサイトURLをクリックされた数 “プロフィールURLは必ずしも各投稿経由でクリックされているわけではないため、あくまで参考指標として管理。アパレル計アカウントが最も伸びやすく、インテリアや住宅系アカウントが続く。

商品タブクリック

投稿に紐づけたショップタグをクリックされた数(別途ショップナウ機能を設定する必要あり) 今後Instagram内でのキャッシング機能をはじめとする、ショッピング関連機能が追加される可能性が高いためより重要性が上がる可能性がある。

発見率

非フォロワーのリーチ率 フォロワー数増加を目指す場合発見率は高いほど良い。50%を安定して超えていると望ましい。

インプレッション数

投稿の閲覧総数(1ユーザーが2度投稿を閲覧した場合、インプレッション数は2とカウントされる) リーチ数とほぼ同義。インプレッション発生経路は注視すべき。

インサイトを活用して流入経路を分析する

インサイトから流入経路を見るには、インプレッション数に着目します。投稿への経路は、以下の4つに分けられます。

発見

発見タブ(Instagramホーム画面下部の「虫眼鏡」アイコン)経由でのインプレッション数リーチ数が大きく伸びるいわゆる“バズ投稿“において最も伸びる数値。情報発信型のアカウントでフォロワー数増加を目標とする場合、「発見>ホーム」の状態を目指すべきである。

ホーム

ホーム画面(Instagramを起動したときの最初の画面)からのインプレッション数 Instagramホーム画面からの流入を表すため、既存フォロワーからの閲覧数と近い数値となる。「ホーム / フォロワー数=ファン化率」として考えると、エンゲージメント率以上に有意義な指標となる。※フォロワー増加率が急上昇している際は必ずしも指標として優れていない場合あり

ホームや発見などの言葉に関しては、聞き馴染みのない方も多いと思います。発見やホームを中心に、①アカウント全般 ②各フィード投稿③各ストーリーズ投稿それぞれのインサイトをまとめた記事、「用語解説!インスタグラムのインサイトで表示されるホーム、発見とは?」 も公開しております。合わせてご覧ください。

プロフィール

プロフィールおよびフィード投稿全体を見たうえで、各投稿に流入した数 インフルエンサー施策やInstagram外部でのPR施策による影響を受けやすい指標。

ハッシュタグ

投稿がハッシュタグ上位に表示されクリックされた際のインプレッション数 “基本的にハッシュタグ経由でのインプレッションを安定増加させることは難しいため重要性は低い指標。

その他

インプレッション経路上位3つ以外の総数。

・位置情報(スポット)検索時の表示
・保存された投稿の表示
・DMで投稿がシェアされての表示
等が含まれている。

インサイトの分析から判明した、リーチ数が伸びる投稿の法則

弊社メディアSucleのインサイト分析を通して学んだこととして、伸びる投稿は非フォロワー率が50%以上で、流入経路が発見>ホーム の法則が成り立つことが判明いたしました。

つまり、リーチ数を増加させるには、投稿ごとに以下の項目をチェックしましょう。

①リーチ数が他投稿より伸びているか?
②非フォロワーリーチ率が50%を超えているか
③発見 > ホームの関係が成り立っているか

インサイトを活用したアカウント分析方法

ここまで、インサイト数値の確認方法についてご紹介してきましたが、実際にインサイト数値を活用して、アカウントの改善に役立てなければ意味がありません。インサイトを活用してアカウントを分析し、どう改善していくかについて、具体例を交えながら解説いたします。

仮説を立てるための目標設定をする

様々な記事で、「インサイト数値から仮説を立てて、施策を実行しよう」とありますが、そもそもどうやって仮説を立てるの?と思われてる方もいらっしゃるかと思います。

前提、仮説を立てるためには、アカウントの運用戦略や、KPIが必要になってきます。例えば、「フォロワーを増加させて、アカウント運用を通してブランドのファンを獲得したい」という目標がある場合、KPIはフォロワー増加数となり、さらに分解すると投稿ごとのリーチ数やプロフィールクリック数などが追いかけるべき指標として挙げられます。このように、アカウント運用の目標やKPIを明確にし、追うべきインサイト数値を把握した上で、実際のインサイト数値を確認します。

実際に仮説を立てる

実際のインサイト数値と、理想のインサイト数値の差が課題であり、仮説を持って解決すべき数値となります。実際に具体例を用いて説明いたします。

KPIがフォロワー増加のアカウントで、フォロワーが伸び悩んでいました。そこで、インサイト数値を分析した結果、上記の図のような数値が得られました。

いいね数や保存数は前月比200%以上の成長をしているにもかかわらず、非フォロワーリーチ率(発見率)は前月数値と変わらず、結果としてリーチ数も伸びていません。一体なにが課題と考えられるでしょうか?

ここで、仮説を考えます。非フォロワーがリーチする経路としてもっとも流入規模が大きいのは、上記で解説した通り、発見タブです。発見タブ流入数は、発見タブ表示回数 × 発見タブ表示時クリック率で決まりますが、今回はいいねや保存といったエンゲージメント数値は順調であるため、発見タブ表示回数ではなく発見タブ表示時のクリック率に課題があるという仮説が立ちます。

仮説をもとに検証する

「発見タブ表示時のクリック率に課題があるのではないか」という仮説に対し、クリエイティブの視認性をあげることでクリック率の改善を図ります。

ここで注意していただきたいのが、施策を実行する際には、追うKPIは1つにしましょう。例で言うと、発見タブのクリック率以外の指標を追ったり、改善を試みる必要はないと言うことです。一度の検証をシンプルにすることには、
・検証サイクルを短くする
・不確実性を高め過ぎない
・現状や目標を可視化するといった意味があります。つい同時にいろいろ改善したい!と思われてしまうかもしれませんが、ここはぐっと我慢して一つの指標を改善することに努めましょう。

検証結果を確認する

実際にその後の投稿の数値が変化したかどうか確かめ、仮説が正しかったか、を確認します。本事例では、クリエイティブの視認性をあげることで発見タブのクリック率が増加し、結果的にフォロワー増加に繋がりました。

ここで大切なのは、検証結果に再現性を持たせることです。例えば、リーチ数が伸び悩んでいる場合に、広告配信をする、という打ち手は最善とは言えません。目先の結果が改善するものの、ほとんどのアカウントの場合、すべての投稿を広告配信する予算がない=再現性がないためです。仮説に対して施策を実行する場合は、「その施策に再現性はあるか?」を意識して考えると良いでしょう。

これらのサイクルを回すことで、アカウントは自ずと成長していきます。

インサイトを活用した分析事例は、「実際の事例から学ぶ!インスタグラムにおけるインサイト分析マニュアル」でも解説しておりますので、気になる方は合わせてご覧ください。

まとめ

ここまで、インサイトの使い方から活用方法までご紹介してきました。インサイト機能は便利な反面、実際に分析に役立てるのは難しいです。本記事で紹介した重要指標や、数値管理シートを活用し、日々のインサイト分析に役立ててみてください。

【お役立ち資料】

インサイトをどう管理し、活用していくべきかわからない、というお悩みを多くの方からいただき、この度インサイト数値管理シートのご提供を開始しました。数値管理シート内では、それぞれのインサイト数値の概要とチェックポイントを説明した上で、「フォロワー・UGC推移」「フィード投稿インサイト」「ストーリーズ投稿インサイト」「フォロワーインサイト」それぞれの数値が入力できるシートをご用意しており、ダウンロードした日から使っていただけるような内容になっております。是非ダウンロードして日々の運用にお役立てください!

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