Sucle編集部発!『2021年 Z世代の下半期トレンド予測』

現役の高校生、大学生の間で、今何が流行し、2021年のビッグトレンドとなって消費を動かすのか。Instagramでリアルタイムでヒットしている商品やサービスをもとに、21年のトレンド予測をキーワードで示したのが下記の表だ。では、一つひとつ解説していこう。

[キーワード①:ガチャガチャ]大人になって開拓するユーモア溢れるガチャガチャ

▶︎https://www.instagram.com/p/CP5VS-whtBw/
最近Sucleの投稿でもいいねが2.8万件と多い、話題のガチャガチャ

一昔前のガチャガチャから大きく変わり、最近はユニークで可愛いガチャガチャがトレンドだ。特に、超熟Pascoのパンのようなミニチュアアイテムが大人気のようだ。子供向けの安価なものというよりも、大人向けコレクションとしての商品が、最近増えている。この大人向けのガチャガチャの流行りのきっかけを与えたのは、「おにぎりん具」と呼ばれる、お寿司のネタが乗っているリングだ。

見た目の可愛さやシュールさがブームの火付け役となり、ガチャガチャブームが再熱している。子供の頃は親におねだりをしなければ買えなかったものが、大人になってからは手の届きやすい価格帯、そして何が出てくるかわからない楽しみなどが、ガチャガチャの人気に繋がっているているようだ。最近は、駅のホームや商業施設のエントランスなど、生活の身近な場所にに設置している光景も多く見受けられるようになった。
同じミニュチュア玩具の話題で言えば、Instgramのフォロワーが13万人を超えるシルバニアファミリーも大人気だ。最近であれば、オリンピックに合わせたスポーツなどの時流にあった投稿を実施。Sucle編集部でZ世代のメンバーも実際、最近になってシルバニアファミリーのお家を購入したメンバーもいる。

写真:Sucle編集部メンバー私物のシルバニアファミリー。
おうち時間も増え、インテリアに投資するという発想の延長線上に、こうした子供の頃の懐かしさや、当時買えなかった後悔や憧れとしてのミニチュア玩具の再熱があるように見受けられる。

[キーワード②:体験型の施設]コンセプト型施設が人気!

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最近紹介した「体験型スポット」の投稿が、1.6万いいねを集める大人気な投稿になっている。以前はカフェなどが大人気スポットとして紹介されていたのが、コロナ禍の影響を受け密にならずに遊べるという観点で野外の体験型アクティビティに人気が出ていると推測している。さらに、そこにはSNS上での動画コンテンツのブームという点も後押ししているように感じる。最近はInstagramのフィード投稿の他に、ストーリーやTikTokなどの動画コンテンツの発信が増えており、こうした体験型スポットの面白さは、静止画の写真だけではなく、躍動感ある動画で表現するのに適しているのではないかと考える。
中でも人気なのは、お酒を飲みながら絵の具を使った創作活動が楽しめる代官山にある「Artbar Tokyo」だ。

InstagramやTikTok上で人気なのが、“たらし込みアート”と呼ばれる色同士が混ざり合うことでできるオリジナルのマーブル模様。水の量や力加減、色の選択によって世界に1個の絵が完成していく。
このような創作活動が流行っている理由に、「既に出来合いのものを買うよりも、自分でオリジナルのものを作りたい」と考える若者が増えてきていることがあげられる。コロナ禍でおうち時間が増え、当初はインテリアや家でできるおうちカフェなどが流行だった。しかし、少しずつそれも落ち着き、今度は体験へ投資する層が増えているように感じる。ただ素敵なものが完成形で出てくるのを待つのではなく、創作することに手間をかけること自体への価値が、上がってきていると見る。
他にも 茶洒 金田中(さーしゃ かねたなか)のような、いちご大福を求肥でこし餡と苺を自分で包んでたべる体験ができるカフェも出てきている。写真で切り取る一瞬の「画」よりも、動画でおさめる「ワンシーン」で撮れ高の高いものや、あえて手間を楽しむ体験が人気になっていくであろう。

[キーワード③観葉植物]おうち時間もグリーンの差し色追加でリラックス

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最近は部屋に差し色としてグリーンを取り入れる人が増えてきつつある。さきのインテリア投資の流れで、今度はリラックス効果のある植物系のグリーンを入れるスタイルが流行ってきそうだ。最近であれば、ドウダンツツジといわれる枝は、インテリアとの相性の良さから若者のInstagramの投稿でもよく見かける植物としてあげられる。一時期はメルカリでも大量に出品されており、メリカリ経由で購入する層も多くいたそうだ。お家時間が増えたことで、植物を家に飾るという、今までは憧れの暮らしを実際に実践する層が増えている。今後は、切り花だけではなく、鉢植えなど含めインテリアとの相性が良い植物がますます人気になっていくだろう。
実は、グリーンは今年のトレンドカラーでもある。実際、キャップやバックなどファッションに差し色として取り入れているインフルエンサーなども最近は多く見かけるようになっており、他にも「the BAKE HOUSE」のような緑を基調としたカフェなども続々とオープンしている。今年は特に「グリーン」に引き続き注目していきたい。

[キーワード④大人向け文庫本]自分を見つめ直すきっかけを与えるエッセイ

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韓国エッセイの日本で50万部以上を売り上げた「私は私のままで生きることにした」などをはじめ、「死にたいけどトッポッキは食べたい」などを筆頭に、エッセイが今、熱い。

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思わずインテリアとして飾りたくなるような可愛いデザインや、気軽に読める文量であることも、紙媒体に触れるハードルを下げているポイントになっている。
最近だと、Instagramでおうちカフェなどを撮影している人も、その小物的な役割として表紙が可愛い大人向けエッセイを見かけることも多くなった。今後は、本の表紙もSNS映えの要素を考える必要も出てくるかもしれない。
もちろん、こうしたエッセイが支持されるのは外見だけではない。このようなエッセイの内容に共通する、『今の自分を肯定すること』『無理をしないこと』といったスタンスが支持されているのだ。

特にZ世代は、生まれた時からSNSに囲まれて生きているデジタルネイティブ世代にあたる。Instagramではいいねの非表示を選択できる機能が昨年リリースされているが、それはもともとニッチな趣味の発信場所だったSNSが、いまや誰もが気軽に閲覧できる華やかな世界となり、残酷にも外見の感覚で評価されやすい場所になっている現状があるからだ。
そうしたSNSの世界で生きる若者の苦労やフラストレーションが、このコロナ禍を経て、自分を見つめ直す機会を持つ手段として、こうしたエッセイにたどり着いているのではないかと考える。

[キーワード⑤:マクドナルド50周年記念 特別パッケージ]ヴィンテージなデザインのパッケージ

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日本マクドナルドは5月末から8月の下旬まで、特別パッケージを展開中だ。このレトロでアメリカンなデザインが若年層にヒットし、パッケージとともに撮影をする人が増えている。最近のマクドナルドに関するトレンドだと、『朝マック』などと朝学校に行く前に、マックに行ってモーニングメニューである「ビッグブレックファスト デラックス」などを注文する学生なども増えているようだ。

ただ、このパッケージによってマグドナルドを食べる人が劇的に増えたというより、デザインのおかげで、SNS上で一気にUGC(口コミ)が増えているのを実感する。
このUGCをあげる若者の心理として、2つあると考える。1つは、マクドナルド=高カロリー への罪悪感が軽減して、「高カロリーでも思わず食べたくなる」パッケージの可愛さが優先されたこと、もう1つは、Z世代でみんなのお手本となるような生活をしている「意識高い系」層が、フォロワーに対して「私だってカロリー爆弾のマックを食べるよ!」というような親近感を醸成するアピールポイントとして機能したこと、この2つがあると考える。
お店で食べるという習慣がコロナの影響でなくなり、テイクアウトという言葉が日常化している。この時流に乗り、大手アイスクリームメーカー「サーティーワンアイスクリーム」のテイクアウトのアレンジレシピなども流行っており、こちらも同じくSNS上でUGCの生成に貢献している施策となった。

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テイクアウト文化になっても、SNSでのUGC生成は施策次第で爆発的に増加する。アレンジレシピの流布や、期間限定パッケージなど、おもわず投稿したくなるような施策などによって、普段はなかなか投稿されにくいような食品も今回のような展開が起きる可能性があるかもしれない。

[キーワード⑥:缶スイーツ]新感覚”萌え断”の最新スイーツ

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ひと昔前、フルーツサンドやケーキなの断面が綺麗なスイーツは「萌え断」と称され、SNSで話題になったのはご存知だろうか。萌え断ブームが過ぎた今、トレンドになっているのはショートケーキが缶の中に入って売られている、新しい「缶型萌え断」なのだそうだ。

しかも、この缶型ケーキは自動販売機で販売されていることで話題になっている。容器にビッシリとケーキ詰めることで、通常のケーキに比べ、持ち運びしても崩れにくいなどのメリットを持つ他、横から見たときのいちごのカットの可愛さなどが若者支持されている特徴としてあげられる。この缶スイーツの流行りは断面の可愛さだけではなく、ケーキであるにも関わらず片手で持って写真を取れる手軽さなどもあげられると考える。1つの商品をいろんなプラットフォームで撮影するZ世代にとって、撮影のしやすさはUGCをあげる時に大きな問題になってくるのだ。
また、缶が透明であることもユニークだ。缶が透明であることは、食べ終わった後の容器をペンたてや花瓶などに有効活用できるため、インテリアの一部として使用する人も増えてくると考える。UGCを投稿してもらうには、可愛さだけではなく、写真の撮りやすさやその後の使い道など、いろんな切り口でのプロダクト開発時の工夫や想像力が重要なのだと思わされる。

[キーワード⑦: コンセプトカラコン]自分がしたいメイクを追い求めて

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最後にご紹介したいのが、「コンセプトカラコン」だ。今までのカラコンと違い、月光やシャボン玉などのコンセプトを意識したカラコンがファッション系のトレンドになりつつある。実際こういったカラコンは「シャボン玉カラコン」「月光カラコン」などと呼ばれており、若者の間で新しいアイテムとして人気になっている。
マスクで過ごすことが当たり前になっている今、若い女性はメイクをする人としない人へ二極化しているように感じる。その中でメイクをする層は、顔の上から半分のアイメイクを凝ることへの飽きからか、このコンセプト型のカラコンを新たな挑戦のように普段づかいしているように感じる。
従来のカラーがしっかり色付けされたカラコンに比べ、こうした淡い色のコンセプトカラコンは、ナチュラルメイクを好む人にも馴染む、万人受けしやすい点もポイントだ。
人に会うのも減っている今だからこそ、モテることを追求するのではなく、自分が自分を見て気分が上がること、メイクを純粋に楽しむことが、今後は支持されていくのではないだろうか?

Sucleとは

Sucle(シュクレ、https://www.instagram.com/sucle_/ )は2018年にアカウントを開設して以降、特に20代〜30代の女性を中心に旬な「愛しい」ライフスタイルを提案してまいりました。
年齢層の半分以上は18歳から24歳のZ世代〜ミレニアム世代であり、最新のトレンド把握はもちろん、こうしたF1層のグルメ・インテリア・コスメなどのライフスタイル全般の知見を活かし、現在では主に以下の3つの事業を展開しております。
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