【小田急百貨店町田店さま 導入事例】リールズ(短尺動画)施策でクーポン利用数が1.4倍に。百貨店の固定概念を飛び越え、あえてInstagramのリールズにチャレンジした理由とは

2021年5月、株式会社FinTは小田急百貨店 町田店さまのInstagramアカウントにて、リールズの企画・撮影を担当させていただきました。

当初の課題は、「来店客数の増加につながるリールを、小田急百貨店町田店の人気美容部員さんと作成してほしい」というものでした。それに対し弊社からご提案した内容として、接客に優れた町田店の美容部員さんにご協力いただき、美容部員の方々の接客姿勢・人柄が伝わることを意識した5本のリールズを企画・制作させていただいた結果、2週間のコスメフェア期間中、クーポン利用数は1.4倍、動画は合計2万PVを獲得するほどのご好評をいただいた施策となりました。

伝統のある百貨店業界の中でも、「毎年新しいことにチャレンジする」ことを目標に、既存の概念にとらわれずデジタル活用を含めた新しい施策にお取り組みされているという小田急百貨店。

中でも町田店さまは、小田急百貨店3店舗の中で先んじてInstagramのリールズの活用を決意されたようです。
今回は、小田急百貨店町田店 田口謙介さま、鈴木里美さまのおふたりに、弊社を選んでいただいた理由と、百貨店の新しい挑戦としてのSNS活用やInstagramのリールズに注目された理由を伺いました。

(写真左から 株式会社FinT 岡本、小田急百貨店町田店 田口さま、鈴木さま)

株式会社FinT 岡本 圭史(以下、岡本 )
貴社はさまざまなPRに取り組まれているかと思いますが、そんな中でなぜInstagram、それもリールズの活用を決意されたのでしょうか?

小田急百貨店町田店 田口 謙介(以下、田口)
そもそも、当店舗は2019年に大規模なリニューアルをし、テナントミックス型百貨店として新しくオープンしていました。その頃から、元々来ていただいてる高齢のお客様だけでなく、20〜30代の比較的若い世代の顧客を獲得したかったというのが前提にあります。
そんな中でリニューアル以前から運用していたLINE・Twitterに加え、新たに昨年からInstagramアカウントの運用も開始していたのですが、現在実施している静止画メインの投稿から一歩踏み込んで、動画というものに挑戦してみようと思ったのがきっかけです。中でも、我々の強みと感じているコスメというジャンルでチャレンジしようと思いました。

小田急百貨店町田店 田口謙介さま

岡本:ありがとうございます。 そんな中でも、弊社に決めた理由はどこにあったのでしょうか?

田口:まず、化粧品関係のインスタやリールの投稿で実績があることがポイントでした。
いくつかFinTさんが制作しているものを見させていただく中で、特にSABON Japanさんの事例がいいなと。私たちがやろうとしているものに一番近いと思えました。

あとは、自社の方に撮影スキルがないというところからのスタートだったので、本当に「コスメ 動画」といったワードでGoogle検索をかけていたんです。そこに上位に表示されていたのがFinTさんでした。コスメ動画の制作で言うと10社程は見ていましたけど、動画撮影まで実施していただけるのはFinTさんだなと。
我々もSNSの運用代行やコンサルに関する情報は見聞きしていたんですが、(FinTの場合)クライアントのアカウント運用代行と同時に自社でSucleというアカウントを運用をしているのが特徴的に思います。商品紹介だけでなく、自分たちが押し出したかった、「接客の魅力がわかる」「若い世代の人が食いつきそうな動画を制作できる」というポイントについて、叶えられそうだなと思えたのも大きかったです。

岡本:弊社メンバーとのコミュニケーションはいかがでしたか?

小田急百貨店町田店 鈴木里美(以下、鈴木):明確に「これ」という想定アウトプットがなく、イメージがぼんやりしているところに企画段階から入ってもらったんですが、リールズに最適な訴求方法を教えてもらえてよかったなと思います。
初回のお打ち合わせが1時間でリモートだったんですが、出来上がった企画とイメージラフがこちらの思いに対してほぼ合っていました。短い時間でお伝えした通りのものを作ってもらえたと思います。撮影までに細かい修正をしていただけて助かりました。

小田急百貨店町田店 鈴木里美さま

岡本:当時の撮影はスムーズにいきましたか?反省点などもあればお聞きしたいです。

鈴木:撮影については、事前の2〜3回のやりとりで当日を迎えても何の問題もありませんでした。特に、(FinTの)撮影担当者が女性の方だったのもよかったと思います。撮影を行う美容部員への説明も上手で、1本目からそれぞれ20〜30分くらいで撮影が終わっていく感じでした。スムーズだったと思います。

田口:当日は会ってはじめての動画撮影だったにもかかわらず、良い意味でお友達のように明るく接していただいたので、美容部員も打ち解けられていたと思います。
緊張をほぐしてもらえるようなコミュニケーションが取れていたと思いました。

岡本:私たちも、小田急町田店さんならではの接客の強みを重視した訴求で、みなさんと一緒に協働で成果物を作っていけるところが嬉しかったです。
新規顧客に対する認知拡大という目的だったということですが、結果的に今回の施策で20〜30代のお客様の反響はいかがでしたでしょうか?

株式会社FinT 岡本 圭史

田口:今回、Instagram上で表示できるクーポンを発行したのですが、過去4回クーポン施策を実施してきて、期間中のクーポン利用は今までで一番高い数値でした。
5本の動画で合計2万viewも再生されたので、そこが切り口として「行ってみよう」「使ってみよう」というアクションに繋がったのではないかと考えています。

岡本:webやECなどで口コミを獲得しようとお考えの企業様も多くいらっしゃいますが、新規顧客の獲得としての動画という用途がとても攻めている施策だなと感じています。今後町田店さま全体としてInstagram運用で力を入れたいところはありますか?

鈴木:現在は週に3本投稿をしていますが、今後もリールズを活用するのか、それとも別の施策をするのか。投稿の幅を狭めず、引き続き新しい施策を試行錯誤していきたいなと思います。

田口:そうですね。現在投稿している画像は静止画がメインですが、継続的に投稿する体制を続けつつ、静止画だけでなくリールズのような動画など、新しいアプローチで次世代顧客獲得の入口をつくれるようチャレンジしていきたいですね。

特に、百貨店業界からすれば、デジタルマーケティングは新しい手法になります。
業界全体でも、ひとつひとつの良し悪しの基準がまだ定まっているわけではありません。今後デジタル施策が進むうちに既存の概念も変わっていくかもしれませんが、まずはこうした取り組みが新しいチャレンジになってくるとは思います。なので、過去に取引あった会社さんだけではなく、新しい企業さんとやってみたかった、というのもあって(FinTを)選んだというのもあったんです。

鈴木:小田急百貨店としては「百貨店はこうあるべき」という形を壊していきたいなと思っています。現に、小田急百貨店は3店舗あるんですが、こうしたリールズ施策に乗り出すのは町田店がはじめてです。小田急百貨店全体で、「毎年違う新しいことにチャレンジしよう」という風潮もあり、これはそのうちの一つでした。チャレンジできたのはよかったと思います。

岡本:そうだったんですね。百貨店業界さんの場合、ルールが厳しいと存じあげておりました。でも、今回このような形でリールズというInstagramの中でも比較的新しい機能で一緒にお取り組みができて、本当に嬉しい限りです。
改めて、ありがとうございました!