Facebook Japanが語る、これからはじめるInstagramコマース

今回は、2021年10月12日 (火)12:00~18:00 / 10月13日 (水)12:00~18:00に開催された【デジタルの日特別ウェビナー】ニューノーマル時代のSNSとの向き合い方「これからはじめるSNS運用の教科書」にて、ご登壇いただいた、Facebook Japan株式会社 コマース事業部 インダストリーマネージャ 丸山 祐子氏の「Facebook Japanが語る、これからはじめるInstagramコマース」の授業内容を、当日参加できなかった方に向けてまとめてお届けします。

Instagramコマースの基礎から導入方法、効果最大化のための手段について解説していくので、Instagramコマース導入を検討している方はぜひ学んで行きましょう。

イベント概要
・名称:ニューノーマル時代のSNSとの向き合い方- 「これからはじめるSNS運用の教科書」
・日時:10月12日 (火)12:00~18:00 / 10月13日 (水)12:00~18:00
・主催:株式会社FinT 
※総勢、625人の方に申し込んでいただくほどの大盛況のイベントとなりました。

登壇者紹介

Facebook Japan株式会社
コマース事業部 インダストリーマネージャ 丸山 祐子氏

 

Instagramにおけるコマースの機能

発見型コマースのしくみ データの重要性

丸山氏 ) Instagramにおける発見型コマースの仕組みをご紹介します。Instagram内での利用者の閲覧内容などのオンサイトデータに加えてオフプラットフォームのデータを加味して、利用者ごとに表示すべき内容を機会学習します。このような機械学習によって利用者の親和性の高いコンテンツが表示され、ビジネスでは購入可能性の高い方にコンテンツを表示することができるようになります。

 

ショッピングの習慣が根本から変化

丸山氏 ) 従来のコマースの場合、欲しいのもがすでに決まっている状態で探しにいきますが、Instagramにおける発見型コマースでは、さまざまなコンテンツに触れることによって利用者ごとにパーソナライズされた内容が表示されるので、自然と好きと欲しいを作ることができます。

 

発見型コマースの特徴

丸山氏 ) Instagramをご利用の皆様は、情報や商品に対して強い興味を持ってコンテンツを見にきているマインドセットで、その人ごとに興味があるであろうコンテンツがパーソナライズされているので、認知を取って興味ではなく、認知と興味が同時に引き起こされる形となっています。

丸山氏 ) 従来型のマーケティングのような、テレビ→ウェブサイト→検索といったような購買までの体験ではなく、その人が好きであろうものを先回りして、認知に導き、シームレスに商品の詳細や購入サイトに導くマーケティングツールがInstagramです。

 

検索はテキストからビジュアルに

丸山氏 ) 日本の利用者の特徴として、ハッシュタグで検索する回数はグローバルの平均と比べて約5倍で、情報収集のプロセスにおいて、テキストだけでなくInstagramにおけるビジュアル検索が好まれているのが見て取れます。

 

Instagramの投稿から購入までの導線

丸山氏 ) ここで簡単に、Instagramの投稿から購入までどのようなフローを辿るのか、一つの例をご紹介します。投稿を閲覧していく中で気になった商品の商品タグをクリックすると、商品詳細ページへ遷移することができます。商品詳細ページでは、複数枚画像の設定や詳細の文章を設定することができ、ここで興味を喚起することができればウェブサイトへ遷移するといった流れになります。

通常のフィード投稿では、ウェブサイトへのリンクを一つ一つに貼ることができないので、商品タグ機能を利用することによって、ウェブサイトへの流入を増やすことができます。

商品タグ機能に関しても日本ユーザーはアクティブで、2020年は昨対比65%増、他国平均と比べても約3倍の利用率といった、かなり高い反応率で利用されています。

 

Instagramにおけるコマースのはじめかた パフォーマンスを最大化する方法

丸山氏 ) 発見型コマースの概要をお話ししましたので、ここからはInstagramでコマースをはじめる方法や、開設はしたけどあまり上手くいっていない方のために、ショップの開設方法と日々の投稿、広告活用についてご紹介していきます。

 

ショップ機能の導入から効果最大化のためのステップ

丸山氏 ) ショップの開設から効果最大化まで3つのステップでご紹介します。

 

①ショップ機能の利用条件の確認 

丸山氏 ) まず利用条件です。ショップ機能を使って販売可能な商材か、コマースポリシーを遵守しているか、自社で承認を得ているドメインでの商品販売を行っているかを確認する必要があります。

丸山氏 ) 実際に販売可能な商品であることが条件なので、サービスや金融商材などの無形商材は今のところ利用することができません。

 

②セットアップ、通常運用

丸山氏 ) 利用条件が問題なければ、次のステップ「通常運用」に進みます。Instagramをビジネスアカウント、クリエイターアカウントに切り替えた後、商品カタログを作成する際に多くの方が引っかかってしまうポイントについてご紹介します。

丸山氏 ) 自社コマースの他に大手のコマースサイトなど、たくさんの販売チャネルをお持ちの方がいらっしゃると思いますが、現状の規約では、1Instagramアカウントで設定できるのは1ドメインのみとなっております。そのため、商品カタログを作成する際に、認証を受けていないEコマースサイトのドメインだと、規約に引っかかってしまうため注意が必要です。

丸山氏 ) セットアップが完了し、ショップの承認がおりた後、売上に繋げるためにはどのような工夫をすれば良いのか、実際にショップ機能を活用されているお客様の投稿の工夫を3つご紹介します。

丸山氏 ) 1つ目は、商品タグを商品紹介している全てのコンテンツに付けて導線を強化するという点です。フィードやストーリーズだけでなく、Instagram TVやリールにも付けることが可能となっております。欲しいと思った瞬間にウェブサイトに誘導できるように、ぜひ投稿にくまなく商品タグの設置をおすすめします。

丸山氏 ) 2つ目は、コレクション機能やまとめ機能を活用して、数ある商品の中から際立たせたい商品を埋もれさせないように、カテゴリ分けして商品を発見しやすくすることがポイントとなります。

丸山氏 ) 3つ目は、ライブ配信で紹介した商品の再紹介と導線強化です。配信後のライブはアーカイブが可能となっています。フィードやコレクションで再度紹介したり、どの商品をいつ頃紹介しているのかタイムスタンプなどを工夫することにより、長時間視聴できない方にポイントだけでも見てもらえるようになります。ライブ配信をその後の資産として活用していただくことで、より商品理解を深めることができます。

 

③フォロワー以外のリーチを広げる 既存のマーケティングに活用する

丸山氏 ) 最後のステップです。ビジネスを大きくしていく際に今のフォロワーだけではビジネスを拡大していくには限界がある場合の、広告のポイントについてご紹介します。

丸山氏 ) 昨今、サイト訪問者や購入者情報など、デジタル上で獲得可能なデータが制限されています。今後更なるデータ規制を考えますと、Instagram上でのオンサイトデータの活用が重要となってきます。

Instsgramは、認知・比較検討・検索などのフェーズで多くの方に利用されているので、数あるビジネスの中から利用者の方に自社ショップへのアクションを起こしてもらうことで、よりそのユーザーへオーガニック投稿が表示されやすくなり、そのデータを広告でも利用することが可能となります。

丸山氏 ) 具体的には、訪問・閲覧などショップや商品に対してアクションを起こした利用者の、ターゲティングや類似オーディエンスの作成が可能です。

丸山氏 ) 広告のフォーマットについてご紹介します。一つ一つ商品のタグを選択することができる「商品タグつき広告」と、利用者に合わせた商品が複数表示される「ダイナミック商品タグつき広告」が今年から利用可能となっています。

 

クリエイティブ制作で気をつけるポイント

丸山氏 ) ショップ機能は、態度変容や商品詳細を読み込ませる工夫が必要となってきているため、気をつけていただきたいクリエイティブの3つのポイントをご紹介します。

丸山氏 ) 1つ目のポイントは、商品主体になっているかという点です。背景に埋もれない形で、商品にフォーカスしているクリエイティブを意識することが重要です。

2つ目のポイントは、商品情報、購入までの導線をスムーズにすることです。一つのクリエイティブで複数の商品を表示している場合、それぞれにタグを付けてどの商品に興味を持たれても、すぐに商品詳細ページに誘導することができるようにしましょう。

3つ目のポイントは、商品の特徴が伝わるコンテンツであるかという点です。複数のカラー展開や着用後のサイズ感など、商品の特徴を多面的に載せることが重要です。

 

まとめ

丸山氏 ) 昨年から爆発的にデジタル化が進むなかで、Instagramは発見から比較検討までアクティブに利用されているというのをご紹介しました。

また、「発見型コマース」という新しいコマースの手法をお話させていただき、商品タグ・ショップ機能・Instagramショップなど様々な機能のアップデートを行っており、ご利用いただきやすい機能を充実させております。

その他にも、利用条件や規約、ドメインなど引っかかりやすいポイントをご紹介させていただきました。オンサイトシグナルを活用することによって、皆様のマーケティングに活かせるようなデータを溜めていき、ビジネスを伸ばすといった手法を行うことが可能となります。

たくさんのお話をさせていただいたのですが、皆様のビジネスに少しでも参考になるような内容がお届けできていれば幸いです。コマース化が爆発的に進み、変わりゆくなかで、皆様と新しいコマースの形を作っていくお手伝いができればと考えております。

 

今後のウェビナーのご案内

株式会社FinTでは、定期的にSNSのウェビナーを実施しております。

是非、興味ある方々はご確認を下記からお願いします。

https://fint.co.jp/seminar/