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【イベントレポ】初投稿から半年でフォロワー10万人!大丸松坂屋百貨店から学ぶ 社員TikTokインフルエンサーのススメ

インフルエンサーマーケティング 公開 更新 株式会社FinT

今回は、2022年12月20日 (火)12:00~18:00 / 12月21日 (水)12:00~18:00に開催された【SNSミライ会議】SNSの今を振り返り未来を見据える2日間にて、ご登壇いただいた、株式会社大丸松坂屋百貨店経営戦略本部DX推進部岡崎路易氏の「初投稿から半年でフォロワー10万人!大丸松坂屋百貨店から学ぶ 社員TikTokインフルエンサーのススメ」のセッション内容を当日参加できなかった方に向けてまとめてお届けします。

是非、大丸松坂屋百貨店の事例を参考にしながら、社員インフルエンサーをどのように活用し、企業の認知醸成やファン獲得をしていくのか学んで行きましょう。

イベント概要

  • 名称:【SNSミライ会議】SNSの今を振り返り未来を見据える2日間
  • 日時:12月20日 (火)12:00~18:00 / 12月21日 (水)12:00~18:00
  • 主催:株式会社FinT (https://fint.co.jp)

※総勢、1094人の方に申し込んでいただくほどの大盛況のイベントとなりました。

アジェンダ

1)大丸松坂屋のSNS運用とは?

2)大丸松坂屋のSNS活用事例

①モロゾフ株式会社とのコラボ商品開発

②PR企画・インフルエンサーキャスティング

3)SNS運用を円滑に進めるポイント

4)今後の展望は?

大丸松坂屋のSNS運用とは?

大丸松坂屋百貨店岡崎氏)新規事業としてSNSのアカウント運用を行なっております。

皆さま、TikTokで「お菓子食べすぎ会社員」をご覧になられたことはあるでしょうか?

開始から10カ月でフォロワー15万人になりました。総再生回数は、おかげさまで1億回以上となっており、今年はTikTokの優秀投稿に選ばれたり、多数のメディアに出演したり、企業様のPR案件をお受けするというところまで成長したアカウントでございます。

このアカウントの中身についてですが、「お菓子が大好きな会社員・野崎が、仕事中のあらゆる隙間時間を見つけ、日本中・世界中のお菓子を食べまくる」というコンテンツです。

この野崎というのは、私たちの会社の食品のバイヤーをしていた者です。静岡の松坂屋、東京の大丸での店頭での勤務経験があり、菓子売場のPRやイベント企画等も担当していました。そんな彼女が私たちの部に異動し、お菓子のインフルエンサーとして活動しております。

百貨店はもともと、店頭での販売やバイイング活動、プロモーションや広報活動というところで、商品に対する知識が豊富で偏愛力の強いメンバーも多く、そしてそれを世に発信していく・表現していくのが、得意なメンバーも比較的多いと思います。そういった中から、インフルエンサーの候補となるような人を発掘し、社員インフルエンサーを育成し、アカウントを成長させてきました。

単に、店舗の販促・マーケティング活動としてのインフルエンサー活動をしているわけではなく、インフルエンサーのアカウント保有することや、実績・ノウハウをもとに以下の事業を展開しております。

大丸松坂屋がSNS運用を通じて展開する新規事業とは?

私たちはお取引先様の商品の新たな価値を世の隅々までお届けするのが当社の使命だと考えています。そもそも、百貨店というのは、百貨店に出店されているテナント・お取引先様の商品の価値を、店舗を通じてお客様である一般消費者に向けて発信してきました。その中で物販を伴っていたので、そこで利益を得るというところで小売業、もしくは場所をお貸しするということに伴う不動産業といった手法で収益化してきました。

その考えを現代風に解釈し、お取引先様のSNSでの情報発信をお手伝いすることによって収益化する、というビジネスで今取り組んでいるところでございます。

1.所属・提携クリエイターによるタイアップの動画投稿

「お菓子食べすぎ会社員」のアカウントでの投稿を通して、クライアント企業様のPR案件の投稿をお受けしたりしております。また、社員インフルエンサーだけではなく社外の著名なインフルエンサーとも提携しており、そういったインフルエンサー様を使って、クライアント企業のより大きなPR企画を実施しております。SNS上でのムーブメントを起こし、UGCを作れるような取り組みもやっております。

2.インフルエンサーとのコラボ商品開発

モロゾフ様とコラボプリンの開発・販売の実績がございます。

そちらをもとに、さらなるサービス作りのご支援をやっております。

3.アカウント運用コンサルティング

クライアント企業さまのTikTokアカウントの運用や、お菓子食べすぎ会社員のアカウントを活用した動画の制作をお受けしております。お菓子食べすぎ会社員のアカウント運用で得たノウハウや知見を活かしてコンサルティングを行います。

大丸松坂屋のSNS活用事例

  1. モロゾフ株式会社とのコラボ商品開発

大丸松坂屋百貨店岡崎氏)

モロゾフ様の60周年記念の取り組みであり、私たちは単に動画制作・PRというところを支援させていただくだけでなく、商品の企画・商品コンセプト・商品設計・パッケージのデザインというところまで受託しました。8月より青空プリン・夕空プリンを大丸・松坂屋の各店とモロゾフの本店で、期間限定で販売を実施しました。また、「お菓子食べすぎ会社員」野崎の、店頭でファンと交流するイベントも実施しました。

動画投稿では、総再生回数は、最終的には200万回まで達するくらい再生いただき、PR投稿・TikTokのストーリーズの機能・TikTokライブ等を駆使して告知することで、モロゾフ様のイベントLPへのTikTokからの流入は、最大57%までなるということで、サイトの大半がTikTokから流入するという現象も見ることができました。

2.PR企画・インフルエンサーキャスティング

大丸松坂屋百貨店岡崎氏)

PR企画のスキームは、企業様からのいわゆるPR案件をお受けして、当社がコンセプト・動画企画を実施し、複数の著名インフルエンサーにPR動画を投稿してもらうというサービスを運用しております。

今年の夏に、大手の小売事業者様がリリースした激辛フードのPRキャスティングを当社で実施させていただきました。世界一辛いということなので、「世界辛(シン)記録」というハッシュタグのイメージで作りました。この企画に沿って、「お菓子食べすぎ会社員」野崎も仕事中に激辛ラーメンを食べるという動画を作っております。野崎に加えて、3名の著名なインフルエンサーをキャスティングして、4人で1つのUGCを生み出せるような取り組みを行ないました。

SNS運用を円滑に進めるポイント

大丸松坂屋百貨店岡崎氏)今回、3つのポイントをご用意しました。

1.円滑に運営するための社内調整

①SNSユーザーの活用実態をデータで伝える

②大手企業のSNS利用状況を伝える

③「まずはYouTubeでは?」という意見に対する、YouTubeの利用実態を時代に沿って伝える

④コンプライアンス対策

私たちはよく「3段階でやっている」とお話ししています。

  • ガイドラインを作る。
  • 社内のコンプライアンス教育がしっかりされているという前提条件の下、それぞれの従業員が判断する。
  • それでも判断できない時は、早くすぐに上司に連絡する。

この3段階で、突飛な作品や、世の中の反感を買うようなところをしっかりと回避していく、炎上リスクを回避していくことに取り組んでおります。

2.伸びるコンテンツを作るための考え方

私たちのチームでは、自社のアカウントや、アカウント運用のお手伝いをする時には、次の公式を使っております:

この3つの要素を、どのように組み立てるかが重要だと考えています。

①テーマ設定

まず、テーマとはコンテンツの大きな方向性です。特に認知度が高いなど、市場的にポテンシャルがあるというところが一番いいです。しかしながら、何らかの制約のためにニッチになっているところが狙い目です。

②フォーマット

独自性を生み出すのが、演者の強みを活かすことと、TikTokの特徴を上手く乗りこなすという2点に分解されます。この組み合わせが、企画全体の成功を導きますし、実は1つ1つのコンテンツの作り方、バズる動画作りにもつながってきます。

③演者の知名度

一般的に、企業も個人も社会的認知度がゼロの状態でアカウント運用を始めることが多いでしょう。よって、ここを高めるのはなかなか困難な状態です。アカウントを一時的に伸ばしたい場合は、著名な方とコラボ投稿をして③認知度をボトムアップしていくという方法もありますが、基本的に知名度がついてくることは、すぐにできることではないと考えております。よって、企業で運営するアカウントは、特に②フォーマットをどのように開発するかが重要だと考えております。

3.社内外認知形成のためのメディア活用

この3つ目 のポイントは意外と重要で、「私たちはSNSのアカウントをしっかり運営している。それは成果がある。寄与している」ということをしっかり社内・社外へのアピール含めてやっていくことによって、プロジェクトチームが認められていくことが分かりました。

百貨店なので、よくテレビに映っている等と思われるかもしれませんが、確かに店舗は良く掲出させていただいています。

しかし、PRすべきところはそういった店舗のことなので、私たちの新規事業であるインフルエンサーは積極的にPRするほどでもありません。

社内の広報的には劣後しますので、広報の人たちもメディアにすぐに私たちをつないでくれるわけではありません。

しかし、自らメディアに売り込むなどをして、少しずついろんな取材を受けるようになってくると、広報部も「このチームすごいのでは?」と認知してくれるようになり、一緒になって仕事してくれたり、社内に対して発信してくれたり等を通じて、社内外の認知拡大につながっていきました。

今後の展望は?

大丸松坂屋百貨店岡崎氏)今期、私たちは「クライアント様の商品の新たな価値を世の隅々までお届けするのが大丸松坂屋の使命」ということで1年間全力で走ってきました。

まずはアカウントを作るところから、段々と認知が広がってきたり、案件を受けられるようになったりといろんなことが増えてきましたが、今この3つの強化をやっています。

1.制作機能の強化

  • 動画編集・作成の内製化の促進
  • CD、およびPDの内部育成

やはりSNS運用は事業活動であろうが、販促活動でやろうが、人手がかかります。動画を作ったり、写真を撮ったり、テキストを考えたりするのにはそれなりの工数がかかります。いかに効率的に運用するとか、もしくは広げていくならば、増員できるように会社に訴えかけていくのをしっかりと考えなければいけないと、私たちも取り組んでおります。

2.エージェント機能の強化

  • ナショナルクライアント案件の拡大
  • 国内外自治体案件の獲得

色々なPR案件をもっと受けられるように、単に百貨店の中の商品の良さを伝えていくだけでなく、国内外のほかの案件も取れるようなことをしていきたいと思い、頑張っています。

3.プロダクション機能の強化

  • 社内インフルエンサーの更なる育成
  • 外部インフルエンサーとの業務提携

社外フリーランスで、それぞれ偏愛力や表現力が豊かなインフルエンサーさんが世の中にはたくさんいらっしゃいます。そういう人たちに、私たちと提携関係になって、一緒にブランドの商品を盛り上げていくなど、社員インフルエンサーを核としながらも、提携できる方々をたくさん巻き込んでやっていけるようなプロダクション機能の強化をしていきたいと思っています。

もちろん新規事業なので事業を広げていきたいというのはありますが、それ以上に企業の商品の新たな価値を、いろんな人の力で、いろんな方法を使って、もっと広くお届けしていきたい。それが未来の百貨店のある姿なのかなと思って取り組んでいる次第です。

参加者の声

株式会社大丸松坂屋百貨店経営戦略本部DX推進部岡崎路易さんのセッションは大好評に終わり、「伸びるコンテンツを作る考え方の公式がわかりやすかったです」「老舗企業の新しいチャレンジや、そこから生まれるスキームが面白かったです」「バズりに思考が凝らしていて、決して一発屋で出来るものではないと感じました」などたくさんの前向きなコメントを視聴者の方々に行っていただきました。

今後のウェビナーのご案内

株式会社FinTでは、定期的にSNSのウェビナーを実施しております。

是非、興味ある方は下記からご確認をお願いいたします。

https://fint.co.jp/seminar/

Contact

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現状の事業課題から、SNSを起点に認知から購買までの導線を設計します。

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