この事例の成果
- 生産者起点のSNSマーケティングを確立
株式会社FinTは農畜水産物のオンライン直販所「産直アウル」を運営しているレッドホースコーポレーション株式会社様のInstagram運用のご支援をさせていただいております。今回は同社産直アウル事業担当の重富はるか様、岩本千秋様と弊社担当ディレクター森内凱に、プラットフォームビジネスにおける効果的なSNSマーケティングについて取材しました。
(取材・文:株式会社FinT マーケティング担当石飛大和 yamato.i@sucle.jp)
SNSを通じて、ユーザー年齢層・認知の拡大を図る
本日はよろしくお願いします!まず初めに産直アウルのサービス概要を教えてください
重富様:「産直アウル」は仲介業者を通さずに、全国の生産者から農畜水産物を直接購入できるオンライン直販所です。元々、弊社はふるさと納税事業を展開しており、その際多くの生産者が自力で売上を立てることが難しい現状を知り、その解決のために設立しました。地域密着型で生産者の悩みや課題に寄り添いながら、生産者との接点を拡大することで、「自立自走可能な地方創生の実現」に取り組んでいます。

レッドホースコーポレーション株式会社重富はるか様
その中でSNS、特にInstagramに注力した理由は何でしょうか?
重富様:認知拡大とユーザーの年齢層拡大が目的です。まず、認知拡大を図る上で、多くの業界の会社様が取り組まれているSNS運用が有効ではないかと考えたことがきっかけです。産直アウルは農作物を取り扱うサービスであり、食品はビジュアルの良さを訴求することが有効であると考え、Instagramを選びました。
また、事業課題として生産者・消費者、両者のユーザーとも年齢層が高いことがあり、Instagramのボリュームユーザーである若年層に対してリーチを広げていきたいと考えたことも理由の一つです。
業界理解、ともに走ってくれる熱意を感じたことがFinTへの依頼の決め手
当初、Instagram運用においてどのような課題感をお持ちでしたでしょうか?
重富様:まず大きな課題として、自社内にノウハウがないことがありました。先ほど挙げた認知拡大の目的を達成する上で、どういった施策が有効なのか自社内で判断しかねていたんです。また、同業他社様のSNSアカウントが既に多くのフォロワーを獲得されていたこともあり、スピードをあげて効果的に運用していきたいと考えたため、ノウハウのある外部の会社に委託することを検討し始めました。
最終的にFinTに依頼していただいた決め手は何だったのでしょうか?
重富様:一番の決め手は、他の会社と比べて一番親身になってくれそうだなと感じたことです。
弊社内でマーケティング部が立ち上がって間もないタイミングで検討していたこともあり、リソース不足が一番の課題としてありました。ですので、単に施策を実行してもらう代理業のようなスタンスではなく、同じチームの一員として並走してくれる会社を探していました。
FinTさんの提案は、業界についても弊社についてもよくリサーチした上でマーケティング観点から考えてもらえていました。
SNSは特に頻繁にルール変更が行われるので、柔軟に並走してくれる会社がいいと思っていて、信頼できると思いFinTさんに決定しました。
SNSへの確かな専門知識。視野の広さが魅力。
実際にどのような施策を弊社から支援させていただいたのでしょうか?弊社担当の森内さんにお聞きします。
森内:1月から支援させていただいているのですが、支援の内容として消費者起点によるフォロワー獲得と生産者起点によるサービス送客を目的とした2つの段階に分けられます。
まず、1月-5月にかけてはフォロワー数をKPIとしていました。その達成のために、消費者へのプレゼントキャンペーンやフォトコンテストを実施し、ある程度フォロワー数を獲得することができました。
その中で課題として、フォロワーをどうサービスに送客するかというサービス送客の面が上がってきました。同時期にテレビ番組出演をきっかけに人気を得た生産者が登場したこともあり、産直アウルとしてスター生産者を生み出すことができれば、サービス送客を行うことができるのではないかと考え、生産者の発信量をKPIにおく、生産者起点によるサービス送客施策に移行しました。

写真右株式会社FinT 森内凱、左奥レッドホースコーポレーション株式会社重富はるか様、左手前レッドホースコーポレーション株式会社岩本千秋様
実際にどのような施策を行ったのでしょうか?
森内:生産者のリール制作支援と生産者向けのウェビナーを実施しました。
リール制作支援

(コンテンツシートのフォーマット例)
生産者ごとに画角やカメラアングル、コンテンツ内容についてスライドシートを作成し、それを元に生産者の方で撮影・編集をして、投稿いただきました。
支援させていただいた生産者の一人は投稿後1ヶ月でフォロワーが1,100人増加する成果を得られました。
生産者向けウェビナー

(こちらの産直アウル様ロゴは旧ロゴであり、現在はリニューアルされております)
全国の生産者54名が参加し、インスタグラムの特徴やリールの方法及び伸びるリールの特徴、運用に際しての企画立案のポイントや具体的な撮影・編集のコツなどを、実例を交えながら説明しました。
活発に質問が飛び交い、参加者アンケートでは満足度90%を記録しました。https://www.redhorse.co.jp/news/detail/6568/
なぜこれらの施策を行ったのでしょうか?
森内:「スター生産者」を生み出す上で効果的な施策であると考えたためです。
リール制作支援に関してはインスタグラムのアルゴリズム的にもリーチを獲得しやすく、生産者の魅力を最大限に訴求できると考え実施しました。
ウェビナーに関しては、運用のコツやリールの作成方法をご共有することでより多くの生産者が発信方法を学ぶことができ、それによって生産者起点の発信量が増加すると考え実施しました。
これらの施策をどのように評価されていますでしょうか?
重富様:生産者にとって、メリットの多い施策だったと思います。ウェビナーでは、想定以上の質問をいただくことができ、それら全てにSNSのプロの視点から回答してもらったことで、生産者の満足度もかなり高いものとなりました。
これをきっかけにInstagram運用やリール作成に積極的に取り組まれる生産者が増えたので効果のある施策でした。
岩本様:また、生産者と私たちの間でコミュニケーションが取れたこと、生産者同士で交流が生まれたこともとてもよかったと考えています。
運営側と生産者が触れ合える機会は意外と少なく、今回のリール制作支援やウェビナー実施によって、生産者がどのようなことを求めているのか、リアルな声を聞くことができました。
また、これらの施策をきっかけに生産者同士でもアカウントの相互フォローや自身の農作物を贈りあったりとコミュニティが作られつつあります。このコミュニティも生産者にとって産直アウルに登録するメリットになるので、そういった面でも効果は得られたと思います。

生産者同士でのコミュニティを促進
ここまで施策に関するお話を伺いました。FinTのサービス全体では、どのように評価していただいておりますでしょうか?
重富様:自社にはなかった視点から提案をいただけること、些細なことでも丁寧にご回答いただけるコミュニケーションの2つに大変満足しています。
生産者を巻き込んだSNS運用はFinTさんから提案してもらったもので、私自身「そういった方法もありなんだ」と新しい視点を知ることができました。
Instagramでファンコミュニティを実現する。
今後の展望を教えていただきたいです。
重富様:産直アウルを起点に生産者と消費者が繋がるハブの役割を担えるよう、より生産者と消費者どちらにも寄り添えるサービスへと成長させていきたいと考えています。
森内:その実現のために、まずは生産者にとってのメリットをもっと考えたいと思っています。Instagramを通じて、人気生産者のファンコミュニティを分析し、それを違う生産者で再現する。生産者に対してメリットを提供することで、結果的に消費者の便益や産直アウルの成長にも繋がる、そういった考えで今後もSNS支援をしていきたいと考えています。
本日はありがとうございました!
株式会社FinTでは、Instagramの運用戦略立案から、画像制作、投稿、プロモーションの実施、効果測定といった運用のトータルサポートをさせていただいております。Instagramに加え、TwitterやYoutubeなど各種SNS運用に関するご相談があれば、ご気軽にご連絡ください。