インフルエンサーマーケティングは、影響力を持つ人物であるインフルエンサーを活用するマーケティング戦略です。インフルエンサーマーケティングの成功には正確な費用計算と戦略的なアプローチが欠かせません。
施策を始める前に、実施にかかる費用や成功させるための秘訣を把握することは、マーケティング担当者にとっては重要なことです。
この記事では、インフルエンサーマーケティングの費用や相場をご紹介し、当社がこれまで培ってきた知見の中で、インフルエンサーマーケティングを成功させるための鉄則について徹底解説します。ぜひ最後まで読んでみてください。
1. インフルエンサーマーケティングとは
インフルエンサーマーケティングは、主にSNSで大きな影響力を持つ「インフルエンサー」にブランドの製品やサービスを紹介してもらい、消費者の態度変容や行動変容を促すコミュニケーション型マーケティング手法です。インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサー(影響力を持つ人物)の影響力を活用したマーケティング手法の一種で、人気のユーチューバーやインスタグラマーに自社製品やサービスを紹介してもらうことで、認知拡大や購買、ファン(ロイヤルカスタマー)化につなげる手法として大きく注目されています。
例えば下記は弊社が支援した株式会社三栄コーポレーション様の「モッズヘアミニ」ブランドと人気インフルエンサー「ちゃまき」さんがコラボした動画(PR)です。
https://www.tiktok.com/@27chamm/video/7146157702174035201
ただ、現在インフルエンサーマーケティングは成熟期を迎えており、施策を成功させるためには抑えるべき重要な点がいくつかあるので、本記事で解説していきます。

2. インフルエンサーマーケティングの費用
インフルエンサーマーケティングの費用は、一般的にインフルエンサーのフォロワー数と企業が設定する単価に基づいて計算されます。この費用はフォロワー単価として知られ、フォロワー数1万人のインフルエンサーに、フォロワー1人あたり2円と設定した場合、かかる費用は「1万人×2円/人=2万円」となります。フォロワー数が多く、影響力を持つインフルエンサーほど、報酬が高額になる傾向があります。
フォロワー単価はフォロワー1人当たりに掛かる費用を指し、約3円前後で設定されることが多いです。ただし、インフルエンサーのフォロワー数や利用するSNSによって異なることがあります。たとえば、SNSごとにフォロワー単価相場が異なり、SNSによって制作にかかる工数が異なります。
また、短い納期で依頼したり、インフルエンサーが事務所に所属している場合、中間マージンが取られたりすることがフォロワー単価を高く設定する要因となります。フォロワー単価はあくまで目安であり、実際の取引時に条件を調整することが一般的です。

また、株式会社BitStarが行ったアンケート調査では、インフルエンサーマーケティングにおいてのお悩みランキングでは、1〜3位が費用効果に関するお悩み多いとなっていました。
参照:株式会社BitStar「インフルエンサーマーケティングお悩み&効果ランキング」
3. フォロワー単価の相場
フォロワー単価の相場は、一般的に「企業が設定する単価」と「依頼側の企業が単価を定めてインフルエンサーとなる人と契約をします」の2つの要因によって決まります。フォロワー単価の相場は、一般的に1フォロワーあたり3~5円とされています。これは、依頼するインフルエンサーのフォロワー数が増えるほど、フォロワー単価も増加する傾向があります。例えば、10万人のフォロワーを持つインフルエンサーの場合、フォロワー単価は通常3円/人とされます。一方、100万人のフォロワーを持つような影響力のある人気インフルエンサーの場合、フォロワー単価は通常5円/人と設定されることがあります。
このようなフォロワー単価の違いは、人気インフルエンサーには商品やサービスのブランド価値が高く、彼らのフォロワーによる波及効果が期待されるからです。
また、フォロワー単価はSNSプラットフォームによっても異なり、Twitter、YouTube、Instagramなどのツールによって単価が変動します。そのため、インフルエンサーマーケティングを検討する際には、対象のインフルエンサーやプラットフォームに応じてフォロワー単価を検討し、予算を適切に計画することが重要です。
4. インフルエンサーマーケティングの費用の内訳
費用の内訳は主に4つに分かれます。
インフルエンサーへの報酬
インフルエンサーマーケティングにおいて、最も大きな費用の一部となる報酬は、インフルエンサーに自社の商品・サービスのPRを行ってもらう対価です。報酬の計算は、フォロワー単価と関連しています。
代理店やコンサル会社への報酬
代理店やコンサル会社への報酬は、インフルエンサーマーケティングの専門会社や代理店に依頼して、施策全体の進行やインフルエンサーの選定・管理、ディレクションを代行してもらう際に発生します。この報酬は、インフルエンサーへの報酬とは別に発生し、通常は依頼内容や会社によって異なります。
当社では、累計数千万フォロワーをキャスティングし蓄積されたデータから、最適なインフルエンサーマーケティングをご提案し、分析が困難とされるSNSコンテンツの課題を定量、定性両面から特定し、PDCAを回し改善することでお客様の成功を実現いたします。当社へのインフルエンサーマーケティングの支援に関する詳細はこちら。
商品代金・配送料
商品代金・配送料は、自社の商品やサービスをインフルエンサーに紹介してもらう際に発生する費用です。通常、インフルエンサーマーケティングでは、インフルエンサーに商品やサービスを無償提供し、実際に使用してもらうことが一般的です。この際、提供する商品の代金と、商品をインフルエンサーに送付するための配送料が発生します。これらの費用は依頼主である企業の負担となります。商品代金や配送料は、インフルエンサーマーケティングの一環として商品の宣伝や紹介に使われ、インフルエンサーが実際に商品を体験し、その魅力を伝えるために重要な要素となります。
その他利用費(プラットフォーム利用料など)
その他にプラットホームを活用する際、初期費用と月額費用がかかります。一部のプラットホームは初期費用と月額利用料が無料ですが、無料プラットフォームには制限や利用条件がありますので、注意が必要です。
さらに、インフルエンサーの宣伝投稿を自社広告やプロモーション活動に活用する場合、これに関連する追加費用も発生します。ウェブサイト、動画広告、パンフレットなどの販促物が増えれば、利用費用も増加します。
そのため、プラットフォームや宣伝投稿を活用する際には、これらの追加費用にも注意を払う必要があります。
5. インフルエンサーマーケティングの料金相場
インフルエンサーマーケティングの料金相場は結論、フォロワー単価は各企業やサービスの形態によって様々です。その理由は前述に述べたとおり、一般的にインフルエンサーマーケティングの料金は、フォロワー単価で算出されることが多く、フォロワー単価の相場も様々であるためです。
6. インフルエンサーマーケティングの費用計算例
自社でインフルエンサーマーケティングを検討する際、具体的な費用が把握できないと、この戦略の実施が難しいと思います。なので、下記に当社のようなディレクション型(コンサル型)のインフルエンサーマーケティングに関連する料金の一般的な概算をいくつかご紹介します。
前提として、ディレクション型とはインフルエンサーマーケティングのコンサル企業や代理店に施策の進行全体を依頼し、彼らが代行する形式です。
パターン①
例えば、当社のようなコンサル会社が以下の条件で広告を承る場合、料金の概算は以下の通りです。
項目値フォロワー単価4円インフルエンサーの平均フォロワー数4万人アサイン人数10人リーチ(※全てのフォロワーにリーチできた場合)50万人料金(フォロワー単価×フォロワー数×インフルエンサー数)160万円(=4×40,000×10)
パターン②
項目値フォロワー単価3円インフルエンサーの平均フォロワー数2万人アサイン人数20人リーチ(※全てのフォロワーにリーチできた場合)50万人料金(フォロワー単価×フォロワー数×インフルエンサー数)120万円(=3×20,000×20)
7. インフルエンサーマーケティングを成功に繋げるための鉄則
インフルエンサーマーケティングを成功させるためには、低コストで多くのターゲット層に到達できる方法に焦点を当てることが不可欠です。このためには、3つの重要な原則があります。
費用の内訳を把握する
インフルエンサーマーケティングにおいて、費用の内訳を正確に把握することは非常に重要です。前述で説明した通り、インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーへの報酬や代理店やコンサル会社への報酬、商品代金・配送料などさまざまな要因から費用が構成されます。これらの内訳を明確に把握しないと、予算の管理や効果の評価が難しくなり、信頼性のあるキャンペーンの実施が難しくなります。
また、費用の内訳を理解することで、どの部分でコストがかかっているのかを特定し、無駄を省くための調整が可能になります。費用の内訳を知ることで、コスト効率を向上させ、予算を節約しながらキャンペーンの効果を最大化できます。これらは将来のキャンペーン戦略の改善と最適化にも役立ち、どの要因が効果的で、どの要因が改善の余地があるかを明確に知ることで、次回のキャンペーンに生かすべき点が見えてきます。
当社はお客様のご予算に合わせて、戦略設計やKGI・KPI設定から施策実行まで一気通貫でお客様に寄り添い、本質的なSNSマーケティングを実現いたします。
適切なKGI・KPIを設定する

インフルエンサーマーケティングにおいて、適切なKGI・KPIを設定することは非常に重要です。なぜなら、これらのKPIはキャンペーンの効果を評価し、戦略を最適化するための貴重な情報源となるからです。
例えば、エンゲージメント数、クリック数、Webサイトタップ数(リンククリック数)、およびリーチ数は、インフルエンサーマーケティングの成果や売上に大きな影響を与える指標です。これらのデータは、施策の効果を測定し、費用対効果を算出するために不可欠です。クリックやタップ数(リンククリック数)が多い場合、広告やプロモーションの効果が高いことを示し、逆に低い場合は改善の余地があることを示唆します。
特に、リーチ数はインフルエンサーマーケティングの費用対効果を計測するために非常に重要です。リーチ数は広告やコンテンツがどれだけの人に届いたかを示す指標であり、広告費用対効果の計算に使用されます。リーチ数に焦点を当て、リーチ単価を計算することで、どのインフルエンサーが最も費用対効果の高い結果を提供するかを判断できます。
したがって、インフルエンサーマーケティングキャンペーンを成功させるためには、適切なKPIを設定し、これらの指標を定期的にモニタリングし、戦略の調整を行うことが不可欠です。これにより、費用対効果の高いキャンペーンを展開し、ビジネス目標を達成するのに役立ちます。
インフルエンサーの選定軸を明確にする
インフルエンサーの選定にはいくつかの重要な要素があります。これらの要素を明確に理解し、適切なインフルエンサーを選ぶことは、インフルエンサーマーケティングキャンペーンの成功に不可欠です。以下に、インフルエンサーの選定軸について説明します。
商材との相性
インフルエンサーの選定において、まず考慮すべき要素は、その人物と宣伝対象の商材との親和性です。各ブランドや商品には独自の世界観やコンセプトがあり、それに合ったインフルエンサーを選ぶことが重要です。たとえば、ファッションブランドを宣伝する場合、ファッションに関心を持つインフルエンサーを選ぶのが適切です。
フォロワーの属性
インフルエンサーのフォロワー属性も重要です。これは、インフルエンサーのフォロワーがどのような性別、年代、居住地域、興味、関心を持っているかを示すものです。ターゲットオーディエンスが宣伝対象と合致しているかどうかを確認するために、フォロワー属性を考慮することが必要です。
当社がキャスティングを行う時はインフルエンサーの投稿のコメントまでしっかり確認、フォロワーの性別や、コメントの内容を確認することでコアなファンが付いているかを判断いたします。
フォロワーとの距離感
インフルエンサーマーケティングは、エンゲージメントが鍵となります。つまり、フォロワーがインフルエンサーのコンテンツにどれだけ反応するかが重要です。エンゲージメント数やエンゲージメント率が高いインフルエンサーは、効果的なPRにつながる可能性が高いです。また、フォロワーとの距離感が近いインフルエンサーは、信頼性が高く、商品の魅力を伝えやすいです。
過去のPR投稿内容や結果
インフルエンサーの過去のPR投稿を詳しく調査することも大切です。これにより、そのインフルエンサーがブランドや商品の世界観とマッチしているか、PRの質や充実度が高いかどうかを判断できます。また、過去の投稿データは信頼性の高い指標となり、PR投稿で高いエンゲージメント数を獲得できる可能性があるインフルエンサーを特定するのに役立ちます。
以上の要素を検討し、インフルエンサーマーケティングに最適なインフルエンサーを選定することが、成功には必要不可欠になります。

昨今、SNSマーケティングの分析ツールの発達に伴い、インフルエンサーマーケティングはより一層定量的に仕組化されました。しかし、分析不能なサクラインフルエンサーの台頭により、効果の無い施策が横行しているのも事実です。当社にご相談いただければ、これまでの投稿分析やノウハウを駆使したキャスティングで、最も効果の高いインフルエンサーマーケティング施策を提供いたします。
8. まとめ
インフルエンサーマーケティングは、SNSマーケティング戦略において重要な役割を果たします。この記事では、インフルエンサーマーケティングの基本から、費用の内訳、料金相場、成功の鍵となる要素までを探ってきました。当社は、インフルエンサーマーケティングにおいて、膨大なフォロワー数と蓄積データを活用し、最適な戦略を提案します。また、SNSコンテンツの難点を数量的かつ質的に分析し、PDCAサイクルを回して改善します。これにより、お客様の成功を確実にサポートします。お気軽にお問合せください。